▼Q19 ライセンスを取得したら仕事はありますか?
A19:よく自校でライセンスを取得したら就職を保証するような表現をされているスクールもあるようですが、もし本当にそうなのであればどなたかそんな素敵なスクールを私に紹介してください。手持ちのライセンスを捨て最初から取り直ししてでも私がそこへ行ます! (笑)

さて最初にお断りしておきますが、Private Certificateを取得されても、その資格でパイロットとして報酬を得る(仕事をする)ことはできません。 これは日本の自家用操縦士資格でも同様です。 パイロットとして何らかの報酬を得るには最低でもCommercial Certificate(日本では事業用操縦士) 以上の資格が必要です。

例の9/11のテロ以降停滞気味だった航空業界ではありますが、日本ではこれまで自社養成、自衛隊経験者、航空大学卒業生にしか門戸を開いていなかった大手の航空会社が自費でライセンスを取得した自家用または事業用ライセンス保持者を対象に定期採用を始めたこともあり、少し明るい日差しが見えてきたと言えるかもしれません。

一般的にパイロットとして仕事に就くにはいくつかの道があります。

  • 航空大学出や自衛隊出身、また航空会社の自社養成でパイロットに
  • 自費でライセンスを取得し、ライセンス保持者を対象に募集している航空会社へ入社、その後自費トレーニングの後パイロットに
  • 自費でライセンスを取得後、主に米国で教官として働きながら飛行経験時間を溜め、ある程度の経験を持って使用事業の門徒をたたく
  • 自費でライセンスを取得後、米国で(ずっと)教官として働く
などがあります。

ライブラリには日本の航空各社の採用情報へのリンクをご用意していますので参考にしてください。

しかし例えば現在当校でもインストラクターを募集していており、「自分はCFIを持っていますが採用してほしい。」とレターを送ってくる方がいます。 そういう人の中には飛行経験時間はもとより自分の名前すら書いてこない人がいたりし、少々社会人としての資質を疑うような方が多いのが事実です。

「空を飛ぶのが昔からの夢で、どうせライセンスを取るならそれを生かしてパイロットとして仕事がしたい。」

と、言って問い合わせをいただくことが多いのですが、「ライセンス取得」=「パイロットとして就職できる」というわけではありません。

航空機の操縦ライセンスを取得するとなにか特殊な就職へのパスポートも同時に取得できるのだと思い込んでいる方も多いかもしれませんが、自動車運転免許や美容師、調理師の免許などと同じように操縦ライセンスも単なる資格の一つでしかなく、結局ライセンスを取得しても実際にパイロットとして職につけるかどうかは本人の資質と努力次第と言え、これは日本でも米国でも違いはないと思います。「夢」と「現実」ははっきり区別しておく必要はあるでしょうし、また「夢」のついでで「パイロットとして仕事ができる」ほどまでは売り手市場にはなっていないのが現状です。

では一切就職できないのかといえばそんなことはなく、一部の方は念願のパイロット職につかれているのも事実で、最終的には本人のやる気と資質にかかっているのではないかと思います。

残念ながら当校では就職について直接的な斡旋は行なっておりませんが、日本のライセンスへの書き換えを含め日米などでの就職についてできる限りの情報提供と協力は惜しみませんので是非ご相談いただけたらと思います。




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